その人それぞれの価値観

2021年4月23日

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世の中には色んな趣味

趣味にまつわる色んなアイテムがあります。

私にとってはロッドが

これにあたります。

私はバスフィッシングから始まって

釣りをしてきました。

色々なメーカーのロッドを

使ってきましたが

主に量販品ではメガバスさんの

バスロッドを長く使っていました。

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画像:メガバスHP 画像は現行品(2019.5時点)

バットパワーと張りと感度を

持たせた上で魚のノリを各アイテム毎に

デザインを工夫したシリーズでした。

ですが、

やはり食いが渋い時にはバイトを弾く事があり、

そういう時はグリップを軽く持ったり

フロロとナイロンを半々で作った

ハイブリッドラインの使用などで対応しました。

自分が巻物メインの釣りが好きだと

わかった頃には新機構を使った

最新鋭のロッドではなく

伝統的な作りで

純粋に良いロッドが欲しくなりました。

昔ながらのボロンを使用し、

巻物用にはグラスを丁寧に使ったロッド。

そう思い

レスターファインという

工房でロッドを製作。

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画像:レスターファインHP

これがバスフィッシングにおける

最後のロッドになります。

ですが

ノリを重視したので

ボート際のファイトや

ストラクチャーに潜られた時は

テンションをかけたまま

しばらく耐えて魚から出てくるように

してあげるファイトが必要であり、

これも性格としてうまく付き合ってきました。

そして、ある時に家族でBBQに。

行った先は琵琶湖マイアミ浜。

せっかくなので2ピースロッドを

買って持っていき釣りする事に。

この時買ったのが激安で売られていた

メジャクラのコルキッシュ。

若干ダルさを感じるロッドでしたが

使用ルアーウェイトを軽めにする事で

飛距離を確保。

これで58㎝のバスを釣り、

これが最大魚となります。

さて、

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良いロッドとはなんでしょう?

良いアイテムとはなんでしょう?

思いかえせばいずれのアイテムも

自分なりに対応、

調整して合わせている事に気づきます。

対象魚によりこれでないと

獲れないロッドというのはあると思いますが

私がそういうターゲットと

対峙していない未熟さもあるので

そう思うのかもしれません。

しかし、

必ずしも高価格な

ハイエンドロッドが

貴方にとって最高とはならない。

そう思うのです。

話が長くなりましたが

息子はギターを小学生から弾いており

私が思うより上達。

今は高校の軽音楽部で

楽しくやっているみたいですが

今まで与えていた中古の安いギター、

10000円程のギターではなく

長く付き合えるギターが

欲しくなったようです。

ですが、

有名アーティストが使ってるから。

有名なメーカーだから。

やっぱり国産が良いのかな?

など毎日質問がうっとおしいので(笑)

上記した内容の話を息子に話しました。

【自分にとって】1番良いギターは

フェンダーやギブソンの

ビンテージギターとは限らない。

安いギターでもそれが1番と思えば

それでいいし、

大事に想って大事に扱えるアイテムこそ

1番のギターなんじゃない?と。

そして息子をあるカフェに誘い

共にコーヒーを飲みました。

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cafe 天手古舞(てんてこまい)

ギター工房 暗中模索
HPは→コチラ

国道から見えない

ちょっと入ったら隠れるように佇む

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cafe天手古舞

元々学校の先生をされていた

ご夫婦が営むcafeで

奥さんがずっとしたかったそうです。

旦那さんは趣味で以前からギターを

製作していたそうで、

趣味が講じてギター工房をスタート。

夫婦のやりたい事が合体したそうです。

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店内にはオリジナルギターやベースが

飾られておりすごくオシャレです。

息子との会話を聞いてくれていたのか

帰る間際に工房を見ていかれますか?

と声をかけて頂き、

息子とお邪魔しました。

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まだ上手くギターを弾けない

マスターの娘さんが

文化祭で弾く為だけに作られた、

限界まで弦高を下げる事を

可能にした超フラットネックのギター

天然素材の木材をこだわって使い

節の穴をレジンと

奥さんの趣味のビーズで埋めたギター

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量販品にはない気持ちを感じる作品が

沢山吊られていました。

息子もそれを見て何かを感じたようです。

お金を貯めて、

この工房でギターを買う事を決めたようです。

私もかつてレスターファインさんを

訪れた事を思い出しました。

今では、

気兼ねなく付き合えて

そこから産まれる愛着で大事に扱っている

テイルウォークさんのアイテムが

私にとっては1番ですが

これまた貴方にとっての1番かと言うと

それも言い切れません。

私の意見としてこのブログでは

オススメ していますが、

素材やウェイト等だけではなく

自分と無理なく付き合えるか?

他の人ではなく自分だけが

好きになれる1品か?

趣味のアイテムセレクトは

もっと直感でも良いのでは?

そんな事を考えさせられた珈琲の味は

雑味のないすっきりとした味でした。

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