ミノーのジャーキングに覚醒する

夏は嫌いだ

春が終わって、夏を迎えますね。

皆さんはどのような釣りをされるのでしょうか?

自分は毎年チニングに没頭するのですが

実は出来てない釣りがあります。

それは夏のシーバスです。

こちら和歌山での夏シーバスというと

河川上流でのシーバス
(と言っても清流ではなくドブ川上流的な釣り)

大雨増水パターンでの河川
(と言っても遠い割にタイミングも合わせづらい)

が有名だと思っています

河川上流の釣りは、

少しバス釣り的な側面もあり

もう40歳を超えたおっさんが無邪気に行う

釣りでもなく。。。

大雨増水パターンは仕事の休日にタイミング合う

事はまず皆無。

一番メジャーなイワシパターンでの釣りは

大阪湾の沖堤防なんかで有名ですが

こちら和歌山で試した事がなかったんです。

今年はポイントを探してやってみる

実は大体ポイントは目星をつけてます。

ただ魚影は大阪湾に比べて薄いとは思うので

反応させることができるかどうか?

ここがポイントになりそうです。

何せ、

ワームもあんまり使いませんし

鉄板バイブもそこまで。。。。

そうです。

シーバスのデイゲームという事をあまり

やった事がないんですよね。

そんな私の心を揺さぶる釣り方が

ミノーのジャーキング

今すごく動画が出ていますよね。

そう、

ブローウィン140Fでのジャークメソッドです。

元々ルアーには

下手なアクションを与えない方が釣れる

そういう思い込みがあるせいか

当然のアクションである

ジャークをソルトルアーで行うという発想には

今まで至りませんでした。

なんだかバスフィッシングを思い出す様ですね。

選んだジャークベイト

今年の夏にシーバスを釣るべく

ジャーキングに行き着いているわけですが

選んだルアーは。。。

ブローウィン140F!!

と言いたい所なんですが、

天の邪鬼な自分は他のルアーを

試したくなっちゃったわけです。

ブローウィンは

ただ巻きの釣果をあまり聞きません。

どんなに周囲の人が称賛していても

ただ巻きでの動きを好きになれないルアーは

自分の中で信じきれない性格の為、

色々と試したり探したりして行きついたのは

メガバス X-80マグナム

まぁ正直バスフィッシング時代に

X-80 のダート性能に驚愕した過去があるので

再びメガバスの扉を開いたわけです。

なぜただ巻きにこだわるのか?

それは

ジャークで魚は絶対に食わないからです。

ジャーク後のフォール

ジャーク後のただ巻き

ここで食うわけなので、

自分はマグネット式の重心移動ではなく

ただ巻きの動きが安定している

そんなミノーを探して

たどりついたのが

X-80マグナムでした。

まずは練習だ

選んだポイントは某一文字

ここでイワシパターンは形になるのでは?

そう思ったエリアでのジャーキングです。

選んだロッドはハイタイドTZ。。。

ではなく

ムーンウォーカー106Mをチョイス。

軽さと張りが丁度合うと思いました。

また

この季節はハマチなんかの回遊もあります。

トッププラグや

軽めのジグも扱えるのでこれくらいのロッドが

良いであろうと思いました。

いざ実釣

いくらジャーキングの釣りをしたいと言っても

数あるメソッドの一つに過ぎません。

まずは自分の釣りを試してみます。

まだ暗い沖堤防。

まずはアクションの大きいルアーで

表層を攻める為に

サスケ剛力120からスタート

しかし全く反応がない。

ベイトっ気はかなりあるので

サスケ烈波120にチェンジ。

食わせの演出をしますが反応がありません。

魚の正体は不明ですが

ボイルらしき物は発生しているのにです。。。

そこで青物の反応がよい

マイブームのエヴォルーツ120を投入

しつこく投げてみるものの

バイトには至りません。

うん、いつものやつだ笑

ベイトが多すぎて魚が食わない

初夏からよく見る光景なのですが

イワシ等のベイトが多すぎて

ルアーに反応しない状況。

今までも経験があったのですが

今まで打破できずにいました。

今までは。。

シンペンをスキッピングさせたり

鉄板バイブを表層巻いてみたり

タングステンジグを使ってみたり。

偶然釣れた事はあっても

ハマったと感じる日はありませんでした。

満を持してX-80マグナムをジャーキング

元々バスフィッシングでジャークメソッドに

触れてはいたので、

懐かしい感覚で始められました。

You Tubeの動画ではガンガン釣っているのを

見ますが、本当に釣れるのかなぁ?

と軽い感じでやってみます。

ジャーク、トゥイッチ共に

ルアーを左右に振らせる為には

ラインスラックをはたいて、

ロッドティップを素早く戻す事が重要。

思う程リールは巻きません。

そこに気をつけてアクションさせます。

結果はすぐに返ってきた

パンッパンッパンッ

と沖合にいるX-80をダートさせていると

グンッと重みが!

まずはかわいいツバスさんでした。

ここでテトラで痛めたのか

フックポイントが甘くなったので

違うカラーのX-80マグナムに。

カラーには関係なく

その後もツバスラッシュは続きます。

4本程リリースした後

しぶとくやっていると

シーバスがバイト!

・・・がタモ入れ失敗^^;

再び続けていると

またシーバスがバイト!

これはきちんとキャッチ笑

がっちりフッキングが決まっています。

お魚さんには悪いですが

3フックの恩恵ですね。

バイトを拾える事は展開を拾えるという事

もうとうに朝マズメは過ぎていますが

小型ながらこれだけ楽しめて自分的には

満足できた釣りでした。

帰りの船はまだ来ないので、

まだしぶとくジャークさせていると

ショートバイトが沖の潮目で多発しました。

あれ?状況が変わったかな?

ここでボトム~ミドルを攻めてみようかと感じ

X-80マグナムに反応が出たポイントに

ジャクソンの鉄板vibを投入。

安いルアーですが個人的に好きな鉄板です。

第一投目、ボトムまで沈めて、、

ロッドティップをラインと一直線に。

やや早めに巻いてくると

ゴンッ!!!

思っていたポイントで重めのバイト!

ムーンウォーカーがしなります。

ゆっくり弱らせるように寄せてきて

慎重にタモ入れを行い無事御用。

68cmの良型でした笑

鉄板バイブは乱投すると

スレやすいルアーなのですが

今回はX-80のおかげで完全に狙いすました

一投ができたので結果に繋がった気がします。

今回、ミノーのジャーキングで

数多くバイトを拾う事が出来ましたが

それは状況の変化やポイントも把握でき

次の展開へのヒントになりえます。

そういった意味でもかなり使えるメソッドだと

感じました。

ジャークは数ある釣り方のひとつである

釣り動画や新しいメソッド、アイテムが出ると

そればかりを行うアングラー

そればかりをプッシュするメディア

これじゃないと釣れない!

そういう見出しや動画をよく見ますが

決してそうではなく、

数ある自分の釣り方の1つである

そういう認識を持って行う事が重要かなと

感じます。

私のジャーキングメソッドの見解

私のジャーキングメソッドの見解は

・ベイトが多くルアーが見切られている時
・いるはずのピンポイントで反応が出ない時
・ボイルはあるけどバイトを拾えない時

こういう時に行う1つの打開策であると

感じました。

また余談ではありますが

別にX-80マグナムは

ジャーキング専用ルアーではありません。

しかし、初代X-80トリックダーターから受け継ぐ

この特徴的なリップが移動量を抑えつつ

キレのいいダートアクションに活きていると

感じています。

また、ただ巻きもしっかり動いてくれる事。

それは、ジャークアクションをミスした時も

魚を反応させてくれる確率が

あがると感じています。

また使い込んでわかった事があれば

ここに書きたいと思います。