情報に頼らないポイント選びについて②
タイドグラフから得られる情報
今回はタイドグラフから得られるタイドに関して
書いていきたいと思います。
上げ潮、下げ潮とありますが、
それによる潮流が発生する事を知られていますか?
「ルアーは当て潮で釣れ」
と言われますが、
潮目、潮流が岸際に近くなる
当て潮のエリアで釣ることは
即ち、釣果に結び付きます。
それでは書いていきましょう。
紀伊半島を例に考えてみる
まず太平洋側、例として紀伊半島での画像ですが
上げ潮の場合は南から北に潮が流れます。
南の温かい海水や黒潮を引き込むので
水温は上がる傾向にあります。
この場合、潮が当たるエリアは
この様なエリアになります。
下げ潮の場合は逆です。
北から南に潮が流れて、水温は下がる傾向になります。
この時に潮が当たるポイントは
この様なポイントになります。
釣りは化学
次に、私がよく言うんですが
「釣りって科学ですねぇー。」
って言うんですが、
ベルヌーイの定理って覚えてますか?
学生の時に勉強するアレです。
一言でいうと、
流体の全てのエネルギーは一定であるため、
位置エネルギー、運動エネルギー、
損失エネルギーの和は一定である。
もっと簡単に関係する事を書くと、
水の通り道が細くなると流速は早くなる。
即ち、水道部は潮の流れが速くなります。
大きい視点でみるとこうなります。
沖に島がある場合は
その部分の流速が速くなるんですね。
これらの情報をまとめて考えるわけです。
Q,真夏の高水温時、水温が低いエリアは?
A,島等が絡む水道部で、
大潮の下げ3分~7分、
当て潮になる北向きに面するか、
目の前で潮が左右に流れる水道部での
ポイントが好ましい。
と、なるわけです。
更に太平洋側では黒潮が流れています。
黒潮自体は塩分濃度が濃く、魚は多くいませんが、
その水温がもたらす影響で
付近の魚の活性があがります。
黒潮の接岸状況は
親潮、黒潮ウォッチというサイト
にて予測含め見る事ができます。
黒潮が接岸すると
紀伊半島では、見老津付近で黒潮が当たり、流れが分岐。
北向きに流れる黒潮の伏流が
先ほど言った上げ潮と絡むと、
白浜より北のエリアで青物等の回遊に
期待ができます。
また見老津より南のエリアでは
西から東に向いて流れていますが
この方向が「下り」と言い、良いとされています。
黒潮が離岸傾向にある場合は
この様になり反転流が逆向いて流れます。
これが「上り」と呼ばれていて
ダメとされています。
よって、南の方は「上がり」「下り」が
強く反映するため、
実は
上げ潮、下げ潮の影響は弱く、
潮位くらいのものとなります。
まとめ
ここまでの内容を例に考えてみると
紀北で青物釣りたい場合は、
黒潮が接岸するタイミングで大きな潮の上げ潮、
南面に面するポイント
がいい感じです。
また長潮等の潮が緩い日は
水道部などのエリアか、
黒潮の影響が強い、南紀にいくか。
そういう事になります。
また、
この記事の内容は比較的4月中旬から
12月前半までの沖合にベイトがいるタイミングです。
またその辺も記事にしますね♪
参考になれば幸いです♪
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