2022黒潮大蛇行が釣りに影響?
ピンチはチャンスだ
今年の春先から春のシーズンは
自分の中でのシーズナルパターンが
ことごとく外れました。
情報を集めて釣行するタイプではなく
ベイトなどの動きを予想して
釣行したいタイプなので
なぜ今シーズンはこうなったかを考え
自分のシーズナルパターンを
より良い物にするために考察する事にしました
異変に気づいたのは水温
いつも春になるとウェットタイツで
磯に行き、釣りをするのですが
ウェーディングシューズで釣行する為
海水温を直に足で感じます。
自分が釣りをしている紀伊半島において
例年4月の2週目くらいでは
潮色が若草色になり
ほんのり海水が暖かく感じるのですが
今年は冷たい….
潮色も透明感のある感じで
例年との差を凄く感じました。
黒潮大蛇行の期間は今までで最長となり
蛇行を始めて1年目等は特にそこまでの
変化は感じませんでしたが
流石に2年も3年も黒潮が遠ざかると
変化が大きくなってきた感覚があります
逆に三重方面には黒潮がバンバン当たり
海水温がかなり上がっているそうで
的矢湾での漁業に深刻なダメージを与えて
いるようです。
黒潮大蛇行とベイトの関係を考える
今までは黒潮の流れの影響と
世の中に言われている温暖化による
海水温の上昇により
冬でも紀伊半島の海水温はそこまで下がらず
年々水温は上昇傾向でした
海水温が上がると栄養分が減って
植物プランクトンも減るらしく
植物プランクトンが減ると
それを餌とする動物性プランクトンが
減る傾向になります。
マイワシは基本的に回遊ルートは決まっており
産卵、黒潮、餌などが絡んではきますが
例年紀伊半島では6月くらいから回遊してくる
イメージですので、
自分の中では初夏から初冬にかけて
メインベイトに考える魚です。
一方、カタクチイワシは
動物性プランクトンの有無により
回遊ルートが変化する生態です
先程の話に基づき考えると
海水温が下がれば
動物性プランクトンが増える事になるわけで
動物性プランクトンが増えると
カタクチイワシがそこに回遊する
カタクチイワシは18℃が一番適しているのに
高い水温を好む性質があるため
まだ水温が上がってこない
春先から春にかけては
湾内に溜まりやすい傾向があると考えます。
結果、
湾内のピンスポットにカタクチイワシを
追う魚が現れて
そういう場所で魚が釣れるという
流れになったのではと推察します。
メインベイトの変化
黒潮が蛇行する前は
春先のカタクチイワシの回遊量が
それほど多くなかった為
河口付近に集まってくる稚鮎が
メインベイトとなってフィッシュイーターの
回遊もありましたが
2022に関しては稚鮎よりも
カタクチイワシが多く、
メインベイトとなったと考えます
こういった事は自分がソルトルアーを始めてから
初めての事で今までの自分のパターンが
ハマらない理由を調べていくと
そういう仮説に至っております。
釣行プランの修正
さて2022の春のまとめとしては
河口付近では例年のような結果は出ず
湾内で青物が沸いて、
多くのアングラーが集中する。
そういうシーズンでしたが
これからはそういう時にも対応できる様に
新たなポイントを何ヶ所か見繕っています
北西風の影響を受け
ベイトが入ったら抜けにくいような湾内
マイクロベイトがつきやすい藻もはえる
水深10m以上からのかけ上がりがある
そういった条件を満たす磯場を見つけました
思ってる場所が当たれば
すごく満足感のある釣りになると思うので
今後に期待して
自分らしい釣りをしたいと思います。
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